巻頭言
天文シミュレーションプロジェクト(Center for Computational Astrophysics, CfCA)は、2018年6月から現在の共同利用算機システムの運用を行っています。現システムの主力計算機は大規模並列計算機アテルイII (Cray XC50)で理論演算性能は3 Pflops です。さらに、計算用に中規模サーバ、汎用 GPU クラスタ、計算サーバ、そしてデータ解析、保存のために解析サーバ、ファイルサーバを運用しています。
現システムの6年目にあたる2023年度も、この年報に見られるように、多くのユーザが CfCA の共同利用計算機システムを利用し、素晴らしい研究成果をあげたことを嬉しく思います。現システムの運用は2024年8月までになり、12月からは HPE Cray XD2000 を中心とする新システムの運用が始まります。今後も、ますます気を引き締めて、すべてのユーザにとって利用しやすく研究成果をあげやすい環境を提供すべく努力を続けていきたいと考えています。これからも CfCA の共同利用計算機による新たな研究成果を期待しています。
2024年 6月 24日
天文シミュレーションプロジェクト プロジェクト長 小久保英一郎